本文へスキップ

奄美マングースバスターズ/奄美大島の生きものたち 

 奄美マングースバスターズ/奄美の生きのたち
 

 奄美大島の位置する琉球列島は、世界の同緯度地域では珍しく夏にたくさんの雨が降り、豊かな森が発達していました。また奄美大島は、約200万年前にユーラシア大陸から孤立し、森の生きものの交流がほとんどなかったため、島独自の生物多様性が育まれてきました。こうした自然条件や島の成り立ちを反映して、奄美大島には今でも国内最大規模の亜熱帯照葉樹林が残り、すでに前ページで紹介したアマミノクロウサギなどのほかにも、たくさんの珍しい生きものが生息しています。

マングースバスターズが日々の野外作業中に見かける生きものたちの中からいくつか紹介します。

奄美の生きものたち紹介 一覧

アマミノクロウサギ  ケナガネズミ  アマミトゲネズミ  ルリカケス  ハブ     

アマミイシカワガエル  フェリエベニボシカミキリ  アマミエビネ  

リュウキュウアオヘビ  リュウキュウテングコウモリ

アマミノクロウサギ

奄美マングースバスターズ/アマミノクロウサギ

学名 Pentalagus furnessi
奄美大島と徳之島のみに生息し、もっとも原始的なウサギの仲間とされています。昼間は斜面上に堀った巣穴で過ごし、夜になると巣を出て植物の芽やシイの実などを食べます。


ケナガネズミ

奄美マングースバスターズ/ケナガネズミ

学名 Diplothrix legata
奄美大島、徳之島、沖縄島北部に生息しています。日本の在来ネズミのなかでもっとも大型で、尻尾の先のほう約半分が白いのも特徴です。大木の樹洞に巣を作り、春から秋は主に樹上で生活し、木の実や虫などを食べています。冬の夜には地上で活動している様子が自動撮影カメラによく写ります。


アマミトゲネズミ

奄美マングースバスターズ/アマミトゲネズミ

学名 Tokudaia osimensis

名前の通りトゲのような毛で覆われているのが特徴です。奄美大島のみに生息し、徳之島、沖縄島北部には、それぞれトクノシマトゲネズミ、オキナワトゲネズミが生息しています。アマミトゲネズミとトクノシマトゲネズミは、オスがY染色体を持たない哺乳類としても有名です。


ルリカケス

奄美マングースバスターズ/ルリカケス

学名 Garrulus lidthi

人里から山奥の森まで生息しています。 背と腹部は赤褐色で、頭部から頸(くび)、翼、尾羽の瑠璃色が美しい奄美を象徴する鳥です。 2〜3羽の群れで行動していることも多く、警戒するとジェー・ジェーとしわがれた声を出しますが、それ以外にも様々な声で互いに鳴き交わす場面もよく見かけます。 近縁種は遠く離れたアフガニスタンからヒマラヤに分布するインドカケスと言われ、本種は奄美における遺存固有種と考えられています。


ハブ

奄美マングースバスターズ/ハブ

学名 Protobothrops flavoviridis

奄美大島、徳之島、沖縄島などに生息する毒ヘビです。咬まれると死に至ったり、後遺症が残ることがあります。夜行性で、主にネズミや小型の鳥類、トカゲ、カエルなどを食べます。


アマミイシカワガエル

奄美マングースバスターズ/アマミイシカワガエル

学名 Odorrana splendida

奄美大島のみに生息する、緑色に金色のはん点を持つ綺麗なカエルです。以前は沖縄島北部にすむオキナワイシカワガエルと同じ種と考えられていましたが、2011年に別種とされました。繁殖期には昼間でも、その独特の鳴き声が渓流に響き渡ります。AMBでは鳴き声を手掛かりに回復状況をモニターしています。


フェリエベニボシカミキリ

奄美マングースバスターズ/フェリエベニボシカミキリ

学名 Rosalia ferriei

赤色の体に黒い星が入った美しいカミキリムシです。奄美大島のみに生息し、成虫は夏の短い期間に見られます。スダジイなどの太い立ち枯れ木で発生するため、森林伐採などにより減少が心配されています。


アマミエビネ

奄美マングースバスターズ/アマミエビネ

学名 Calanthe aristulifera var. amamiana
奄美大島のみに生育するランの仲間です。3〜4月にピンクや白などとても美しい花を咲かせます。かつては多く見られましたが、現在は乱獲などにより少なくなっています。


リュウキュウアオヘビ

奄美マングースバスターズ/リュウキュウアオヘビ

学名 Cyclophiops semicarinatus
トカラ列島南部から沖縄諸島にかけて分布する琉球固有のヘビです。照葉樹林の林床にすみ、もっぱらミミズを食べています。昼もよく活動し、林道走行中にも頻繁に見かけます。奄美大島では名瀬周辺にはほとんど生息せず、マングースの影響を強く受けていると思われます。


リュウキュウテングコウモリ

奄美マングースバスターズ/リュウキュウテングコウモリ

学名 Murina ryukyuana
奄美大島、徳之島、沖縄島のみに分布する固有種です。食虫性の小型コウモリで、夜間に森の中を飛び回って虫を捕食します。その姿がセンサーカメラにしばしば撮影されています。樹洞を住処とするため、この種が生きていくには壮齢の照葉樹林が必要です。



一般財団法人自然環境研究センター

奄美大島事務所

〒894-0008
鹿児島県奄美市名瀬浦上1385-2

TEL 0997-58-4013

MAIL amamiooshima_jwrcfeel.ocn.ne.jp